超要約「人望が集まる人の考え方」人間関係の考え方が大きく変わった気がする!

本書は、人間関係を豊かで円滑なものにし、その結果成功や幸福を実現する方法を示している。人間関係を円滑にするには、人間の習性を理解し、それに合わせ人とのかかわり方を気を付けることで達成するものである。本書に通底する基本的な考えは、「相手を大切に扱う」だ。普段の接し方、会話、交渉、いずれにとっても相手を大切にし、相手の重要感を満たすことで人間関係がスムーズになるという考え方。

人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である

レス・ギブリン

書かれている内容は、多くの書籍で語られたりしているものではあるが、本書は1956年にアメリカで出版されて以来、「人間関係のバイブル」として幅広い読者に支持され、カーネギー『人を動かす』と並ぶ世界的名著だと言われるだけに、納得感があり、家庭や職場ですぐに活用できる実践的な内容となっている

なお、著者のレスギブリンの略歴は出版社によると以下の通り

アメリカの経営コンサルタント。1912年、アイオワ州に生まれる。第二次世界大戦にて兵役を務めたのち、1946年に営業職に就く。全米セールスマン賞を受賞。全米屈指の経営コンサルタントとして知られ、主なクライアントにGE(ゼネラル・エレクトリック)、メリル・リンチ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ニューヨーク生命、全米保険外交員協会、PGAゴルフツアーがある。

以降は、本書についての個人的なメモではあるが長くなったので5篇に分けて概要を紹介する。

なお、自分なりの整理のため、本書の構成を一部変更している。このまとめを見て興味を持った方は、是非この本を手に取ってもらいたい。

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その1:人間関係の基本原則・行動ルール

本書全体を通じ、著者は同じ「人間関係の基本原則・行動ルール」を繰り返し述べている。

人間の基本的な性質は以下の4つ

  • 人は自分本位である
  • 人は自分に最も強い関心を抱いている
  • 人は自分が重要だと感じたがっている
  • 人は他人に認められたいと思っている

なので、すべての人を大切に扱い、相手の人の自尊心を満たすのが大切だと説きます。じゃあ具体的にどうすればいいのというと、以下の4つアクションを挙げています

1.褒め言葉をかける

毎日、5つの褒め言葉をかけることがおススメ。特に、気難しい人は、自尊心が傷ついているので、心のこもった褒め言葉をかけて、その人自身を好きになるのを手伝うのがよい。

2.相手を重要な存在とみなす

どんな相手であっても、礼儀やマナーを守る時間を守る小さな約束を守りましょう

3.相手に注目する

気にかけているよと伝え、すべての人にスポットライトを当てる

4.相手に対して威張らない

相手に対して感銘を与えたいなら、自分が相手に感銘を受けたことを伝えることである。そうすると相手に対して重要感を抱かせることが出来る

相手の間違いを指摘しない。指摘し修正することは通常は重要な意味を持たない。たいていの場合、自分の重要感を示したいとの気持ちによることが多い。

次の投稿以降では、これらの基本原則に基づいて、相手の行動をコントロールするにはどうすればいいのか?魅力的な人になるにはどうすればいいのか?より良いコミュニケーションを取る方法、ビジネスでの交渉術などをまとめていきます!

コメント

  1. […] 本書の基本的なコンセプトを確認したい方はこちら。 […]

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