ウィンターシーズン真っ盛りですが、4・5歳の子供をお持ちの方は、いつから雪山に連れていけるのだろうと悩んでいるかと思います。
実はちょっとしたコツで、4歳でもスキーがすぐに滑れるようになるんです。自分もびっくりしたので、ぜひ皆さんにご紹介させてください。
秘密道具の装着
この子供のスキー板の先端に、この器具をつけるんです。
スキー板の先がくっつくので、自動的にボーゲンの状態になります。
接続部分は、固定されているのではなく、関節のようにボールがくぼみにハマる形になっており、開いたり閉じたり出来るようになっています。
また、強い力が掛かると外れるようになっています。
板を通して、ねじで固定するので、よっぽど先端部が大きい板でないかぎり、大体対応すると思います。
きっかけは、レンタル屋のおばちゃんの一言
昨年、我が家も、4歳児の長男をつれて雪山に行きましたが、まさかスキーができるとは想像していませんでした。
せいぜい雪合戦とソリ遊びぐらいだろうと思っていたのですが、レンタル屋さんのおばちゃんが一言
「4歳でもすぐに滑れるよ」
と言って、この器具を貸してくれたのです。半信半疑で、子供用の板を借り、アダプターを付けたところ、すぐに滑れるようになりました。
うちの子は、慎重なタイプで、運動神経が特段発達しているという訳ではないのですが、
ホンの10分、15分の練習で、スピードコントロールのコツ、カーブのコツを覚えてしまいました。
本人もどんどん滑れるようになるのが楽しいようで、一日中夢中で滑りつづけていました。
そして、もっと滑りたいということで、急遽アダプターを買って、後日、日帰りでもスキーをしに行ってしまいました。
練習のやりかた
我が家では、こんな感じで、練習をしました。
Step 1: 広めで、傾斜の緩やかな斜面での練習。5回ぐらい。
- 器具を装着した状態で、足をハの字に広げて、谷向きに寝かせる。
- 滑らないように手で接続部を押さえながら、手を引っ張って立たせる。
- 押さえていた手を放すと、滑っていく。
- 滑っているときに「足を広げればブレーキになるよ」と教えてあげる。
少し慣れてきたら、上記2の時に、十分に足を広げさせて滑らないようにして、足を少し閉じることでスタートできるようにするとよいと思います。
このStep 1を5回もやると、大分滑れるようになってくるのと、歩いて登るのは疲れてくるので、リフトに挑戦しましょう。
Step 2: リフトに挑戦(初級者コース)
これも意外でしたが、幼児でもリフトはそこまで怖くないようで、乗り降りさえ気を付ければ大丈夫です。
- リフトに乗るときは、器具の接続部分を外す。リフトがきたら、両脇を抱えて持ち上げて座らせる。
- リフトから降りるときも、降りる瞬間に両脇を抱えて持ち上げたまま、安全なエリアまで運ぶ。
- 滑り始めはStep1と同じ。ただ、延々と滑り続けるので、どこで止まるかを事前に話しておく必要あり。
安全性は?本当に上手くなるの?
安全性については、問題ないように感じます。
左右の接続部分は、強い力がかかると外れる構造になっているので、転んだりした時に外れ、足に変な力が掛かったりしないようです。
また、プラスチック製ですが、板には差し込んで、ねじで止める形になっていて、簡単に壊れたり、外れたりはしなさそうです。
本当に上手くなるの?
スキーを滑るときの基本的な動きを身に着けるという意味では、上手くなっているのだと思います。
ただ、この器具を外して滑ろうとすると、やはりボーゲンの形に維持する筋力がなく、まだ本当の意味で滑れるようになっていないと思います。おそらく、この器具をずっと使い続けると、ボーゲンを自力で維持するということは身につかない可能性もあります。
そして、もしかしたら、スキー教室に入れてみっちり練習させる方が、上達の近道かもしれません。
スキーを楽しめるようになるのが大事
ただ、これは個人的な考えですが、4歳、5歳の子供にとっては、まずスキーを楽しめるようになるということが大事なのかなと思います。
スキー教室の方が早いかもしれませんが、慣れない格好で、親から離れて、半日練習をするとなると、楽しさを味わう前に嫌いになってしまうかもしれません。
この道具を使うことで、「スキーって楽しい」「スピードや向きを自分でコントロールできる」「滑るのって気持ちいい」と思えるようになると思います。
そして、滑れるようになってくると、この道具なしでも滑れるようになりたいと思い始めるようです。
時々、左右の接続部分をあえて外して滑ろうとして、失敗する、というのを繰り返しています。
因みに、支えながら滑るのはNG
これも、レンタル屋のおばちゃんから教えてもらったのですが、最初滑れないからと言って、後ろから抱きしめながら滑ったり、手を取って滑ったりするのはNGだそうです。
支えられながら滑ると、自分でバランスを取る感覚が身につかないので、いつまで経っても滑れるようにはならないそうです。
是非、皆さんも使ってみてください!!
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