新しい選挙制度のアイデア

最近の政治動向や、今後更に進む高齢化社会のことを考えると、今の日本の政治体制は制度疲労を起こしているのではないかと感じる。

昔は、国会議員は選出された地域の代表として、その地域の利益のために活動していた。地域間の予算の取り合いの重要度が高く、逆にその地域においては、世代や立場が異なっていてもおおむね利害が一致していたということなのだろう。

しかし、政治動向を見ていると、議員も高齢者が多く、また、地域の利益の誘導に重きを置くばかりに、国益を損なうケースが多いように感じる。

このような状況を解決すべく、以下の様な選挙制度を提唱してみたい。

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「世代区」の創設

アイデアは非常にシンプルだ。物理的な場所の選挙区ではなく、世代で区切った選挙区を設けるだけだ。

例えば、「20~30代区」「40~50代区」、「60~70代区」「80代以上区」に分ける。

そして、人口に応じて、各世代区に議席を割り当てる。

こうすることで、各世代の利益を政策に生かすことができるようになる。

「余命ウェイト」の検討

ただ、単に人口比率に応じて議席を配分するのがよいのだろうか?

例えば、平均寿命が80歳だとすると、80代以上区の有権者はあまり長期的な政策よりは数年で効果のある政策に重点を置くだろう。

一方で、20~30代区の有権者は、今後50~60年間の長期的な利益を考えて政策を考えることになる。

このことを考慮すると、単純に平均余命を掛けるのは乱暴だとしても、「20~30代区」の有権者は、「80代以上区」の有権者の3倍の選挙権を与えてもよいのではないかと思う。

どういう効果が期待できるのか?

もちろん、上記の案に対する反論としては、以下の様な意見があるだろう

  • 社会的弱者である高齢者の権利が奪われる
  • 若者が必ずしも中長期的な視点に立って政策を判断しているわけではない

しかし、僕は、少なくとも、

  • 保育園や子供の将来に対する投資が増えるだろう
  • 将来に負担を押し付けていくような制度への牽制になる
  • 過剰な高齢者優遇が是正される
  • 若者の政治への参加意識が高まる

などの効果が期待できると考えている。

いきなり全面的に切り替えるというのではなく、国会議員の議席の1/3程度を世代区制にしてみてもいいのではないかなと思います。

是非、日本の将来を憂える国会議員の方に実現してもらいたいです!

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