禅を理解するためのおススメの本

日本文化や日本人の精神面の背後に様々な形で影響を与えてきた「禅」。日本で生活しているとあまり意識することがないですが、知れば知るほど、奥深く面白い世界です。

そんな禅の世界に触れることができるおススメの本を入門~上級者向けまで選んでみました。

 

坐禅入門

ただ坐る ~生きる自信が湧く 一日15分座禅~ 

著者: ネルケ・無方

兵庫県の安泰寺住職、ネルケ無方老師の坐禅入門書。ドイツ出身の禅僧であり、非常に志が高く、またドイツ人らしく論理的にアプローチするため、坐禅とは何か、どうやればよいのか、なぜこうするのかといった、初心者が直面する疑問や悩みなども分かりやすく、丁寧に解説しています。安泰寺のweb siteにある老師のエッセイ坐禅の説明も非常に役に立ちます。

 

心とからだのサビをとる シンプル禅生活

著者: 金嶽 宗信

著者は、広尾で毎朝座禅会を行っている香林院の和尚様。この本も坐禅入門として非常におすすめ。坐禅のやりかた、ちょっとした逸話や小話などもあり、読みやすい本です。この本を読んで、広尾の香林院に行ってみましょう。

 

禅と日本文化

著者: 鈴木大拙

戦前・戦後の日本を代表する仏教学者であり、海外に日本の「禅」を紹介した第一人者。その鈴木氏の英語の講演を日本語に倒した本です。外国人向けの講演なので、禅を知らない方にもわかりやすい内容です。禅の世界、禅の精神性、いかに日本文化に影響を与えたのか、について語っています。

 

日本的霊性

著者: 鈴木大拙

こちらも、前掲の鈴木大拙氏の著書。鎌倉期に始まった日本仏教の革命?によって、現在まで続く日本の文化・精神面の基盤ができたという内容。どこかで、元ライフネット生命会長の出口治明氏が推薦図書に挙げていたのを見て、この本を手に取り、禅の世界に興味を持つことになりました。ちょっと難解ですが、飛ばし読みでもいいので読んでみると面白い。

 

弓と禅

著者: オイゲン・ヘリゲル

大正期の東北帝国大学に赴任したドイツ人哲学者。禅の精神に興味を持ち、弓道を習い始めるのだが、その過程で体験した、考え方の違い、無になることなど、外国人ならではの葛藤や迷いなどの体験を緻密に書き起こしています。現代人である我々は、おそらくヘリゲルと同じ感覚なのでしょうから、禅という我々が忘れかけている精神世界を疑似体験するにはいい本だと思います。

 

禅の言葉

禅語 ちょっといい話―心のアンテナを張って人生を楽しむ

著者: 金嶽 宗信

これも、前掲の香林院の和尚さんの本。禅語とは、「無門関」「碧巌録」などの禅のテキストから抜き出した名句・名フレーズのこと。いくつかは、日常語にもなったりしています。禅語を知り、その意味を知ることで、人生の指針を得られるとおもいます。また、禅寺にいくと、このような禅語が書画や額などに掲げてあるので、お寺巡りも楽しくなります。

 

禅の古典

訳が分からない内容なので、理解はあきらめて、奇想天外な内容を純粋に楽しんでいます。おそらく、考えてわかるものではないのでしょう。ただ、これらのストーリーを知っていると、元祖ゆるキャラの仙崖和尚らの禅画が少し楽しく見ることができるようになります。

 

無門関

禅僧が修行で用いる「公案」というなぞかけ(=禅問答)を48話集めた本。もともとは漢文なので、この岩波版では、漢文、書き下し文、現代語訳の3つと解説がついている。何が何だか訳が分からないストーリーなので、途中で感覚がマヒしてくる。。禅の世界の非論理性、超現実性をなんとなく味わえます。日本語訳だけなら、サクサク読める分量です。

 

臨済録

臨済宗のボス、臨済禅師の話をまとめた本。これまた訳が分からない内容で、臨済禅師も弟子を理不尽にぶん殴ったり、ハチャメチャです。いや、無門関もハチャメチャなんですがね。。

 

碧巌録

これは、まだ読めていません。岩波版だと現代語訳が無いので、ほかに解説もあった方が良いかもしれません。

 

まとめ

「禅」について、私は30代後半になるまで全く知らずに生きてきました。我々が「禅」について疎い理由として、意識しないレベルで日常や文化に溶け込んでいるからかもしれません。でも、せっかく日本に住んでいるのに「禅」を知らないというのは、非常にもったいないと感じます。文献も豊富で、お寺もあり、漢字も読めるのに、外人の方がよく知っているなんて。

個人的には、禅の日本文化への影響、禅・悟りの脳科学的な分析、禅・仏教の哲学的考え方・宇宙観などは、非常に興味深いテーマです。禅・悟りについて、脳科学の観点からアプローチしている以下のサイトが個人的にはお気に入りです。興味があれば、訪問してみてください。

 

 

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