大人の科学読本—おすすめの5冊

私は文系の人間なのですが、理科が大好きで、科学者には尊敬と憧れと嫉妬を抱いてしまいます(笑)

そんなこともあり、科学関連の本を読むのが好きなのですが、その中でも特に価値観を揺さぶられるような科学系の本を5冊紹介します。

 

サピエンス全史

著者: ユヴァル・ノア・ハラリ

人類の歴史を、俯瞰的、客観的にとらえ、多面的に分析した良書。(哲学っぽいですが、非常に科学的なので入れときます)

人類は技術の進歩、農業・産業革命を経て幸せになったのか? 自由主義、資本主義というのは1つの価値観・価値体系であり、その他の宗教、哲学、イデオロギーと同様、必ずしも絶対唯一の正しいといえるものでもないのでは?歴史には、ほかの選択肢があったのではないか?など、、単なる人類史解説ではなく、多角的かつ斬新な切り口に圧倒される。

AIの発展の影響など、読後も、今後の人類の歴史について考えさせられる。

 

利己的な遺伝子

著者:リチャード・ドーキンス

ダーウィンの進化論をさらに推し進めた現代進化論の名著。進化の単位は、「種」ではなく「遺伝子」であり、生命というのは遺伝子が自己を複製し続けるためのビークルだという。

高校生の時初めて読んで、衝撃を受けたのを今でも覚えています。生殖機能を持たない蜂が何故、女王蜂に奉仕するのか?サルでも人でも、一定数サボる人がいるのはなぜなのか?遺伝子の単位で、動物行動を数理的に説明しつくす鮮やかさは圧巻。

衝撃を受けるとともに、「生きるということは何なのか」について考えさせられます。ちょっと分厚いですが、ぜひ読み切ってほしい。

暗号解読

著者: サイモン・シン

暗号という古くからあって、今も革新が続く技術の歴史を紐解く。暗号とその解読法の進化、エニグマの解読などのドラマは、数学的な知識があってもなくても楽しめます。

現在もネット決済やビットコインなどの仮想通貨で活用される公開暗号鍵についても、分かりやすく理解できるようになります。

宇宙創成

著者: サイモン・シン

宇宙という、まだ未開拓のフロンティアについて、過去の科学者たちがどのように解明を進めてきたのかを紐解く本。宇宙はいつ始まったのか?どこまで広がっているのか?どうやってそんなことがわかるのか?今、何が分かっていて、何が分かっていないのか?

この本を読んで、是非、子供と宇宙の図鑑を見たり、博物館に行って、宇宙トークをしてほしい。自分もすごく楽しめると思います。

進化と人間行動

著者: 長谷川寿一、長谷川真理子

何故、動物は本能として特定の行動をプログラムされているのか?一見不合理に見える行動も、数学的・統計的なアプローチを使って、その合理性を検証していく。本書の後半は、人間の生殖行動、婚姻形態、犯罪動向についても同様のアプローチで解明していく。

人間行動の奥底にプログラムされた、意識されざる行動が分かると、犯罪や恋愛などのニュースも楽しくなりますし、自分をもう少し理解できるようになる気がします。

まとめ

この5冊は、私の中で、繰り返し読みたい科学読本になっています。自分の知的好奇心を刺激させるため、子供と科学トークに花を咲かせるために、是非読んで感想を聞かせてください。

特に、サイモン・シン氏の本は、ややもすれば分かり難くとっつきにくい話を、分かりやすく、ドラマチックに述べるので、ほかの本もおススメです。

 


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